ペットとの別れはつらいものですが、その想いを「形」にすることで、少しずつ心の整理ができるようになります。特に、自分の手で供養グッズを作ることは、感情の癒しや気持ちの再構築に大きな役割を果たしてくれます。この記事では、初心者でもできる自作ペット供養グッズのアイデアと作り方をご紹介します。
なぜ“手作り”が心にやさしいのか？
市販の供養グッズも素敵ですが、自分の手で作ることに意味があります。手間をかけることは「その子のことを想う時間」に直結し、グリーフケア（悲嘆の癒し）としての効果も期待できます。
- ペットとの思い出を振り返る時間になる
- 作る行為そのものが心の整理につながる
- 完成後は世界に一つだけの“形見”として残る
自作できるペット供養グッズ一覧と作り方
1. 写真フレーム付きメモリアルボード
用途：ペットの写真や名前を飾って供養のスペースに
必要な材料
- 100均の木製ボードやフォトフレーム
- 写真、名前シール、リボンや造花
- ボンドまたはグルーガン
作り方
- 木製ボードの表面を軽くヤスリがけして整える
- 写真を貼り、周囲に造花やリボンを装飾
- ペットの名前や没年月日をシールやペンで記入
- 乾燥後、供養スペースに設置
2. 毛入りレジンチャーム（ペンダント・キーホルダー）
用途：ペットの毛を小さなチャームにして、持ち歩ける形に
必要な材料
- UVレジン液
- レジン用モールド（型）
- ペットの毛、ラメやドライフラワー
- UVライト（または太陽光）
作り方
- モールドにレジンを1層流し、少し固める
- 毛や装飾を配置し、さらにレジン液を流し込む
- UVライトで数分間硬化
- 金具を付けて完成（キーホルダーやネックレスに）
3. 手作りキャンドル供養灯
用途：命日や特別な日に灯す、やさしい追悼の明かり
必要な材料
- キャンドル用ワックス（大豆ワックスや蜜蝋など）
- 耐熱容器（ガラス瓶や陶器）
- 芯、香り用のアロマオイル（お好みで）
作り方
- ワックスを湯せんで溶かし、アロマを加える
- 芯を中央に固定し、ワックスを注ぐ
- 冷えて固まるまで放置（約1時間〜）
- ラベルにペットの名前を記入して完成
4. 足跡アートボード
用途：生前に取っておいた足型を飾る記念アイテム
必要な材料
- 足跡（インクまたは粘土）
- 画用紙またはボード
- 写真やメッセージ、飾り用シールなど
作り方
- 足型を中央に配置
- 写真やシールで周囲を飾る
- 「ありがとう」「ずっと一緒だよ」などの言葉を添える
手作り供養のときに大切な心構え
- 完成度より気持ち：不器用でも「その子を思って作った」ことが供養になります
- 焦らず、自分のペースで：悲しみが強い時は無理せず、落ち着いたタイミングで
- 誰かと一緒に作っても良い：家族や友人と一緒に作ることで、想いを分かち合う時間にもなります
まとめ
手作りの供養グッズは、ペットへの感謝と想いを込めた“かたちある祈り”です。高価なものでなくても、あなたの手で心を込めて作るグッズは、きっとペットの魂にも届くはず。何よりそれは、あなた自身の心を癒し、前を向くための大切な一歩になります。静かに向き合いながら、自分だけの供養の形を作ってみてください。
