大切なペットを亡くしたあと、「いつもそばにいてほしい」と願う方に選ばれているのが、遺骨を納められるジュエリーです。遺骨や遺毛の一部を封入できるペンダントやカプセルは、持ち歩けるメモリアルグッズとして、多くの飼い主に支持されています。本記事では、ペットの遺骨を納められるジュエリーの種類と、それぞれの特徴、購入前に知っておきたい注意点について詳しく解説します。
ペットの遺骨を入れるジュエリーとは?
遺骨ジュエリーとは、ごく少量の遺骨や遺毛、遺灰などを封入できるアクセサリーのこと。主にペンダント型が多いですが、リングやブレスレット、キーホルダーなどのバリエーションも増えています。
手元供養として選ばれる理由:
- いつでも一緒にいる安心感が得られる
- 外出時や仕事中でも身につけられる
- 小さくシンプルで、目立たないデザインも多い
主なジュエリーの種類と特徴
1. ネジ式カプセルペンダント
筒状・ボトル型の中に遺骨を入れるタイプ。ネジでしっかり閉まる構造になっており、密閉性が高く扱いやすいのが特徴。
- 比較的安価(3,000〜10,000円)
- 防水加工のあるものも多い
- 金属製(ステンレス、チタン、シルバーなど)
2. 遺骨封入ジュエリー(レジン・ガラス)
遺骨の粉末を樹脂やガラスに混ぜ込んで、固めたデザイン性の高いジュエリー。透明感や色の自由度があり、よりパーソナルな供養になります。
- オーダーメイドが基本
- ガラス細工・天然石風に仕上がる
- 加工後は中身の取り出し不可(密封)
3. 指輪タイプの遺骨ジュエリー
内部に小さな空洞があり、そこに遺骨を納める指輪。日常的に身につけやすく、目立ちにくいのが人気。
- ステンレス、チタン、シルバー、ゴールドなど素材が豊富
- サイズ調整不可のものもあるので注意
4. チャーム型・ブレスレット型
ペットの名前入りチャームや、カプセルがついたブレスレットなど、カジュアルに使えるタイプも登場しています。
- キーホルダー型はバッグや遺影に添えても◎
- 刻印対応のものは記念品としても人気
ジュエリー選びのポイント
- 素材で選ぶ:金属アレルギーの方はチタンやステンレスがおすすめ
- 使用シーンで選ぶ:日常使い→リング・ブレス、特別な時用→ペンダント
- 開閉式か密封式か:取り出し可能なものと不可能なものがある
- デザイン:シンプル、カジュアル、フォーマルまで好みに合わせて
使用時の注意点
● 防水性の確認
カプセルタイプでも完全防水でないものが多いため、入浴・水仕事・運動時は外すのが基本です。
● 高温・直射日光を避ける
樹脂製のジュエリーは、高温で変形・変色する可能性があるため、保管場所に注意。
● ペットの遺骨を粉末化しておく
封入する際は、遺骨を細かく砕いておく必要があります。分骨や加工に対応してくれる火葬業者や霊園も増えてきています。
● 紛失防止の工夫を
小さいものなので、落下・紛失対策は重要。ネックレスはチェーンの強度を確認しましょう。万が一に備えて保管用ケースを併用するのもおすすめ。
まとめ
ペットの遺骨を入れるジュエリーは、心の距離をそばに保ち続けるための供養の形です。デザインや素材、用途に合わせて選ぶことで、日々の生活の中に自然と「ありがとう」「忘れないよ」という気持ちを込めることができます。たとえ姿が見えなくなっても、ジュエリーを通して、ずっとそばにいる安心感を感じてみてください。